屋根の架構

「3階建ての家」は木造ですが、屋根の架構が一部、鉄骨による混構造になっています。
 
3階建ての家・小屋組
 
青い部分が木軸、赤い部分が鉄骨になります。
鉄骨の円柱状の梁・棟木に接合部材をあらかじめ溶接しておき、木部の建方と合わせ一気に上棟させる計画です。
 
実はこの家の平面は、90°ではなく88.74°という、わずかに振れた平行四辺形になっています。
また、屋根の一部が3次曲面となっています。
この変形により、通常2次元で行う施工図の作業は、3次元での作業となりました。
木材のプレカット・鉄骨の製作も、特殊な加工に対応できる、設備の整った工場で行います。
 
ジョイント部材
 
上の写真は、鉄骨と木軸とを接合するために製作した部品です。
これを、3次元の角度で円柱状の鉄骨に溶接していきます。
接合部では部材が集中するため、少しの誤差でも建方がうまくいかない可能性があります。
設計図とおり、慎重に溶接が行われました。

鉄骨梁製作風景
  
検討と設計、加工には多くの時間と労力を必要としましたが、準備は整いました。
いよいよ建方、そして上棟です。

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